赤字予算公表の裏に、グラスノスチの進展とペレストロイカの難しさが見え隠れしています。
「対外経済交流の活発化をめざし、我々は極東、シベリア地域の特徴を考慮した特別措置を検討している。
合同事業地帯を極東に設け、関税、課税の特別待遇を実施することも検討中だ」。
・・・ソ連のゴルバチョフ書記長は1988年9月16日、東シベリアのクラスノヤルスク市で同市各界の代表者を前に演説、極東地域をアジア・太平洋諸国との通商窓口に育成する考えを明らかにしました。
演説の柱は・・・
1.極東での経済特区の創設
2.各種優遇制度を持つ合弁特別ゾーンの創設
3.対外経済を担当する極東地域機関の新設など
・・・極東での経済協力を促進する具体策を打ち出しました。
注目しなければならないのはここ1、2年の短期間におけるソ連のアジア諸国への接近ぶりです。
中国との関係改善は貿易面でみても明らかでしょう。
88年上半期での両国間の貿易額をみると、約13億ドルと前年同期比32%増。
同年6月には合弁企業設立協定を締結し、7月にはハバロフスクに合弁中華料理店を開きました。
韓国への接近も目を見張るものがあります。